四分差しの合気と六分呼び込みの合気、
この二つはほとんど同一線上の前後の動きです。
このことは練習する者にとって非常にありがたく、回転や角度といった他の変数の関与が少ないということを意味します。
その要点は呼吸と間合い。
これに尽きます。
ということは、それさえ会得すれば誰でも必ずできるということなのです。
しかも、後の展開を考えると、非常に大切な合気なのです。
千回も練習すれば、必ずそのコツが掴めるはずです。
千回といっても驚く必要はありません。
10分もあれば50回ほどはできます。
話は変わりますが、プロゴルファーでも試合の後、そう、試合の後ですよ、ゆっくり軌道を確かめながら500発ほど打つといます。
大切なのは、理にかなった動きをていねいにすることです。
そういう意味で、10分でも15分でも早く来て、パートナーを探し、自主練習することをお勧めします。
積み重ねの効果は侮りがたいものがありますから。
合気は、一つの合気を突破しさえすれば、次の合気、次の合気と、必ず広がり始めます。
合気の理合が体で分かり始めるのです。
だから、まずは、一つの合気をこなすこと、このことに全力を集中することです。