合気をかける=相手の体勢を崩す
指先に集中する=指を張る
攻防一致の瞬時の攻め崩し
力を使わずに相手にわからないように、相手の取りに来るスピードに同期し相手の体勢が崩れた時に瞬時に合気を掛ける。
取りに来るスピードに合わせるということは、同一線上の動きだけなのでタイミングさえ合わせることができれば合気はかけられる。
腕に力が入っていると、この相手のスピードに合わせて柔らかく腕を引き込むことができない。
だから体幹はしっかり保ったまま上肢を柔らかく保ち相手のスピードに同調し崩す。
微妙な距離感を保ち崩すためには力は邪魔にしかならない。
掴まれてから崩すのではなく、力を抜いて相手の差し込んでくる力を利用してそのスピードで相手を崩すと自分の力は必要としない。
紙縒り(こより)投げ・文(ふみ)取りの合気
相手に紙縒りを掴ませないように崩しながら投げる
手紙を読んでいる時に手紙を取りにに来る相手を崩して投げる
刺しのエネルギーが絶えず前に放出され続けることが必要だったように、引き込む時も相手の体勢がどこまでも引き込んでいけるように止めることなく崩し続ける。
座位で取らせてからの合気上げ。
手首関節→肘→肩と極めるため相手の体が座位からでも上げることができる。
釣竿の先で鍵束を持ち上げて引き寄せることを想定する
竿はたわむため鍵束に差し込んだ後、落ちないように竿の先をまずは上げる。
それと同じことを指先をイメージして行う。遠くの鍵を拾い上げる動き。
そこで指先を上げる方向に重心を移動させるために膝をつかい腰を動かして指先に伝える。