差しの合氣
手首を掴まれる瞬間に人差し指で刺すように差し込む。タイミングが重要で早いとスッと滑る音がする。差し込みを止めると効かなくなるので極僅かでもかけ続ける。
呼び込みの合氣
手首を掴まれる寸前に相手のスピードに合わせて引いて相手を呼び込んで崩してから上げる。呼び込むことで相手を前に崩し、自分は湾曲したしなやかな腕になっているので浮かすことができる。
影を取らす
相手と同じ距離5分5分で手首を掴まれると対等、有利にするには相手に悟られないように4分や6分にずらす(崩す)
組合せ
相手が手首を取りに来たら人差し指の位置は変えずに手首を縦方向に落とし曲げ呼び込み、起こしの起こしの合氣で手首を極め浮かせる。
笹部さん掲示板より
四分差しの合気と六分呼び込みの合気、
この二つはほとんど同一線上の前後の動きです。
このことは練習する者にとって非常にありがたく、回転や角度といった他の変数の関与が少ないということを意味します。
その要点は呼吸と間合い。
これに尽きます。
ということは、それさえ会得すれば誰でも必ずできるということなのです。
しかも、後の展開を考えると、非常に大切な合気なのです。
千回も練習すれば、必ずそのコツが掴めるはずです。
千回といっても驚く必要はありません。
10分もあれば50回ほどはできます。
話は変わりますが、プロゴルファーでも試合の後、そう、試合の後ですよ、ゆっくり軌道を確かめながら500発ほど打つといます。
大切なのは、理にかなった動きをていねいにすることです。
そういう意味で、10分でも15分でも早く来て、パートナーを探し、自主練習することをお勧めします。
積み重ねの効果は侮りがたいものがありますから。
合気は、一つの合気を突破しさえすれば、次の合気、次の合気と、必ず広がり始めます。
合気の理合が体で分かり始めるのです。
だから、まずは、一つの合気をこなすこと、このことに全力を集中することです。